こんにちは。きらっきーです。
昨日の続きです。(前回の記事はこちら↓)
・【店員時代の昔話】消えた10万円の謎(前編)!! 会計職の1日とは?
昨日は会計職の一日の流れを話しましたが、その中でも一番緊張するのが夜の閉店時です。
当然ですが、1円でも計算が狂えばアウトです。
自分がお店のお金をすべて数えて、合計金額を出します。
それをマネージャーなり主任に発表します。
『えー今日の合計金額は1000万円です。』
『はい、正解』
となれば、その日はホッとして終われます。
もし、 『違うよ』
って言われれば再度お金の計算をし直すか、お店の中にお金が残っていないかを調べます。
この時、マネージャーは正解の金額を教えてくれません。
教えるとそれに合わせてくる可能性があるからです。
よくあるのは、台の裏とかでお金が詰まっているか単純な計算ミスです。
台の裏に詰まっている場合は、端から印の付いたお札を入れてそれが流れてこなければその島を調べるって感じです。
計算が合わなければ合うまで何回でもやり直します。
ただし、1回ミスると一からやり直すので結構時間がかかります。なのでミスれるのは1回まで。
それ以上ミスると他の人の作業が終わる時間になり、全員を待たせることになります。
店長とかも待たせることになり顔面蒼白です(笑)
・・・が、とある日10万円狂います。
自分の中では10万円も狂うは初めての事でしたが、10万円というピッタリとした金額の為、どうせ計算ミスだろうと全然余裕でした。
取りあえず、お店の中に詰まってる可能性は低いとの判断から、お金を数えなおします。
・・・数分後。
合っている。何回計算しても合っている。
・・・ちょっと冷や汗がでます。
可能性は低いですが、お店の中全部、両替機やサンドの中を全台探します。
・・・が当然ありません。
ここで一つの望みを見つけます。
実は以前9000円の誤差があったことがあったんです。
なぜ9000円の誤差があるかと言うと、1万円の束の中に千円札が紛れ込んでいて、100枚あるから100万円として数えてしまったことがありました。
これだ、一万円札の中に大量の千円札が紛れ込んでいるんだ。
僅かな希望を持ちながら再度金庫に向かいます。
・・・がそんな僅かな希望も一瞬で消え去ります。
束を持った瞬間、横から見ただけでもそんなはずはないことが分かります。
一応全部1枚1枚確認しましたが。
この頃には、マネージャーも主任も焦り始めます。
でも、自分には分かるんですよ。
もういくら探しても無駄なことが。
でも探すしかないんです。
絶望の中探し続けることさらに2時間。
もう、夜中の3時です。
普段は1時ごろに帰るのですが3時です。
何回も自分の財布から10万を出してありましたって言おうとしたことか。
でもそれだけは絶対にしてはいけないと最初に教わったので踏みとどまりましたが、ほんとうに心苦しかった。
ここで店長はある決断を。
『帰るか』
『そうですね』とみんなも。
自分は『すみません』とだけ。
次の日、朝出勤して、いつも通りの作業をしていました。
すると、換金所のおばちゃんが自分の所に来て、
『昨日、10万円分500円と100円の束もらい過ぎていたみたい、あはは。』
少しだけこの背景(言い訳)を語らせてもらうと、本来このやり取りの際は双方がしっかり確認をしなければいけないのです。
ですが、実はこの時、自分は確認を怠りました。
というかその余裕がなかったんです。
というのも、この店舗に配属された時先輩に、『言っとくけど社員は38度や39度の熱で休むなよ』って言われていました。
もちろんこの言葉に自分は納得でした。社会人ってそういうものだとの認識でしたし特別酷いこととも思っていませんでした。
解熱剤を飲みながら1日耐えていました。
お金を探してる時も実は意識朦朧状態^^;
そして、この日の昼、ホッとして一息をつき、救急病院に行くことにしました。
熱を測ると・・・ 40.3度
最高記録更新しました(笑)
因みにインフルエンザ。
誰にも移してないみたいで良かったです^^;