こんにちは、ちょっと間が空きましたが、
今日は、『ワンマン社長の元側近の話』です。
なにそれって方は、過去記事をご覧ください。
(続きじゃないので今回だけでも意味は分かります)
そんなワンマン社長の元側近の今回のお話は、 『出世のために行う卑劣な行為』
またちょっと黒い感じが出てますね(笑)
では早速。
~~~~ここから~~~~
出世するかどうかは社長にどれだけ従順であるかどうか。
これに比例する!!
裏を返すと社長の意向に背いた人間は降格、もしくはクビを意味するということである!!
◎これは私が、本社の部長(A氏)と営業部の部長(B氏)と食事をしていた時の会話である!!
※本社の部長とはその名の通り、本社のトップ、本社における仕事は全て社長から一任されている存在。
(会社では実質No.2)
※営業部の部長とは各店舗の店長のトップ、店舗における仕事は全て社長から一任されている存在。
(会社では実質No.3)
『Aさん、店舗の人間を2.3人ほど本社に回してもらえないでしょうか?』
そう、パチンコ屋とは常に人が足りていないもの。求人をかけてもなかなか人が集まらないのが実状なのである。
だから人が足りていない場合は、店舗と本社での人の異動がちょくちょく行われる。
『分かりました。ちょっと待ってください。・・2人までならギリギリ回せそうです。』
『すみません。助かります。ありがとうございます。社長には私から伝えておきます。』
『はい。それではよろしくお願いします。』
これが事の始まりである・・
仕事を一任されているかと言って勝手に事を運ぶのはタブー。
オッケーが出ることは間違いないが、それでも当然ながら社長の耳に入れておくことは必要なのである。
そして3日後、店舗から2人の人間が本社にやってきた。
私は彼らに本社でのルールや仕事の内容をざっくりと説明し、デスクへ案内した。
彼らは各部署で先輩たちに詳しく仕事内容を教えてもらっていた。
そして、そうこうするうちに社長が出社。
彼らを引き連れ、社長に顔合わせと自己紹介をさせる為、社長室のドアを叩く。
『おはようございます。店舗から異動になった2名を連れて参りました。』
そして、自己紹介をさせようとしたその時、社長の顔つきが変わったのが分かった。
そして間髪入れず、
『お前ら誰やねん。』
いきなり声を荒げて怒り出す社長。
私も自己紹介をしようとした2人も何に怒っているのか全く分からない。
『おい、ヘチマ。お前は誰の許可を得てそいつらを本社に入れてるんや。』
(ヘチマは私の名前。)
『本社の人数が足りていないとのことで、○○店舗と○○店舗から2人を連れて参りました。』
『だから、その許可は誰から得たものなんや。』
ここで、ようやく私は気付いた!!
今日、本社に新しく2人が来ることが社長の耳に入っていないということを。
私はすぐにA氏を呼びに行き、再び社長室に戻る。
『Aくん、こいつら一体誰なんや?店舗から異動になってきたらしいんやけど、社長は何も知らん。どーいうことなんや?』
相手がNo.2ということもあり、社長も少しは言葉を選びながら問う。
次の瞬間、A氏が放った言葉に私は頭が真っ白になった。
『この2人、一体誰なんでしょうね。おい、ヘチマ、この2人を店舗から本社に異動させる段取りを組んだのはB氏なんか?』
???
お前が本社に人を回してくれってB氏に頼んでたやないか。
確かに段取りを組んだのはB氏やけど、『一体誰なんでしょうね。』ってどーゆー意味や?
こいつ頭おかしいぞ。
・・・少しのフリーズの後、私は全てのことが繋がった。
A氏は今日、2人が来ることを社長の耳に入れることを忘れていたのだ。
そして、事もあろうにそのミスを隠蔽し、B氏に罪をなすり付けようとしているのである。
私は何を答えていいのか分からず、
『私にはその辺りのことは分かりません。』
とだけ残した。
『つまりはB氏が勝手にやったってことなんやな?』
『恐らくはそれしかないと思います。いやー意味が分かりませんね。Bさんは一体何様のつもりなのでしょう?』
『Aくん、Bは営業部長から降りてもらう。彼には○○店の店舗責任者として働いてもらう。契約書もすぐに作り直して、その旨をBに伝えといてくれ。』
B氏が営業で外出している時の一瞬の出来事であった・・
社長はB氏に事実確認をすることもなく、B氏の主張を聞くこともなく、ただただNo.2の言葉だけを鵜呑みにし、処分を下した。
嘘でしょ・・?
こんな簡単に人を売り、こんな簡単に人を切る・・
こんなのありなんですか・・?
働くに連れて分かってきたことだが、上の者が下の者を盾にすることは日常茶飯事。
だから自分の身は自分で守らなければならない・・
誰も信用してはいけないのだ。
本社では仕事を助け合うなんてことはほとんどしない。
ミスをした時にカバーし合うなんてことも当然ない。
周りの人を信用していないが故、他の人にミスを知られたくないのだ。
だから自分で解決をするか、隠蔽するか。これに無駄な時間を費やす。
そして人を犠牲にしてでも、周りの人間を欺いてでも自分を守り切れた者、こんな奴が出世するのである。
A氏が本社の部長に上り詰めたのは他人に対して、とことん非情になれたから。
この噂は耳にしたことはあったが、それを目の当たりにした事件がこれだった。
B氏はその日の夜、私を居酒屋に誘い浴びる程に酒を飲み、終わることのない愚痴を私にこぼし続けたのであった・・・
~~~~ここまで~~~~
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
心が痛い。。。
A氏の裏切りはなかなか卑劣なものでしたね^^;
出世の為に人を蹴落とす、自分の保身のために部下を売る。
ドラマとかではよくある感じですけど、
どこの会社もトップ付近はこんな感じなのかな?
なんか自分も入社したての頃先輩に、
『同期と仲良しこよしやってったってあかんぞ』
って言われたのを思い出しました。
なんかこの話はシリーズとしても続くみたいなことを言っていたので、また2話、3話とあるのだと思います。
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