また書いてくれました。
ワンマン社長の元側近の話シリーズです。
今回の話は、前回の
普通じゃないパーソナルシステム導入の一連の流れ!!
の続きです。
前回の記事を読んでない方に簡単に説明すると、
ワンマン社長が、なんの考えもなしに即決でパーソナルシステムに変えた
って話でしたね(はしょりすぎ)
では、早速いきましょう。
~~~~ここから~~~~
何も考えずに全店舗に各台計数機(パーソナルシステム)を導入してしまった社長・・・
何故かこの時の社長の頭には、とてつもない売り上げアップのイメージができていた・・
↓
お客さんに快適空間を提供
↓
また来たい
というとても単純な思考・・
確かに間違ってはいない。この考えが別にズレているわけではない!!
ただデメリットには一切頭の回らない社長!!
●莫大な初期投資費用の回収
●出玉でアピールしづらい
細かいことを言えば、もっと色々とあるが、この辺りのことすら把握できていない!!
パーソナルシステムを導入して、すぐ社長はこんなことを言い出した!!
『各店舗、一日あたりのスタッフの数は半分にできる。こんなにいらん。今すぐ各店舗に連絡してシフト作り直させろ。』
うん、分かってたこと・・
パーソナルシステムが導入されている店に行く人なら分かるはず。
暇そうに歩いてるスタッフをよく目にすることだと思う。
そう、今までのメインの仕事だった玉の上げ下ろし(全体の8割くらいの仕事量)が無くなったため、スタッフがやることはほとんどなくなった。
ただ、このことはパーソナル導入前から分かっていたことなのだから、もう少し事前に通達の必要性があった・・
スタッフの気持ちを全く無視!!
各店舗が作り直したシフト表が本社に届く。見てみると・・
確かにスタッフを半分近くに減らしている。
社員の出勤数に影響はない。
こんな時、当然、削られるのはバイト。
今まで週5.6で働いていた人が週2.3まで減らされていた・・
1ヶ月後・・稼げなくなったからという理由で半数近くのバイトが辞めていった。
ここで、もう一発がぶちかます!!
『パーソナルになって皆、仕事が楽になったんやから今までの給料はもらいすぎやろ。減給。』
今まで一般社員は額面で月20万ほどもらっていたのだが・・
社長が提案した額は・・・
月16万!!
手取りじゃないよ?額面だよ?
当然、主任・副主任・班長もこれとほぼ同額分の減給をくらう。
不満の声は・・なかった・・
【不満を言う=クビ】
を意味するからだ。
スタッフの気持ちを全く無視!!
家族を抱えている場合は生活できなくなる人も出てくる・・
この一連の騒動によりとてつもない負の循環が始まる・・・
↓
お客さんが減る
↓
売り上げが下がる
↓
人件費の削減・釘をさらに悪くする
↓
スタッフのモチベーションの低下
↓
さらにお客さんが減る・・・
本社に居た私には影響がないことだったが、店舗はまさに地獄だった。
これでも店が潰れない理由?
それは社長が社員の足下を見ているからだ。
『気に入らんかったら辞めたらいいやん。また新しいの雇うだけや。』
そう、簡単には辞めれないよ・・
パチンコ店に就職を決める人は大抵学歴も低い。
それに加えて、この御時世、再就職先なんてなかなか見つからない。
涙飲むしかないのよ・・
ワンマン社長の会社で常識は通用しない。
明日がクビ・・そんな日が来ても何もおかしくない。
何故ならルールは常識から引っ張ってきたものではなく、社長自身なのだから・・・
皆さん、これが俗に言うブラックです!!(笑)
~~~~ここまで~~~~
どうでしたか?
今回は、面白かったというか切なかったですね^^;
この記事書いてくれてる人に
『続きってあるん?』
って聞いた時に、
『あるけど待って、あれ書くの心が痛いねん』
って言ってた意味が分かりました(笑)
社長が決めたことを通達するのがこの人の役割だったので、下からの嘆きみたいなのを聞いて、いたたまれなかったのを思い出したんでしょうね。。。
今回はお疲れ様の意味も込めてPUSHで応援してあげて下さいm(__)m