【パチ屋で実際に体験した怖い話】の第2段です。
先日の『拉致されそうになった話』が好評だったのでまた書きました・・・。
・・・。
嘘です。不評でした^^;
続編を望む声なんてなかったです( ..)φ
ですがリベンジです^^
これは5号機が世に出始めた頃の話です。
お店は、120台ほどのスロット専門店。(今はありません)
お客の数はと言うと大体いつも5人くらい。
一見さびれていますが、実は少し前までそこそこ繁盛していました。
そのため高設定も使っていて、ライバルがいない状態なのでよく掴むことが出来ました。
そんなわけでこのお店にはよく出入りしていたのです。
ある日のことです。
私はとある台に座りました。
名前も思い出せませんが、5号機のく○台です。
どっかからタダでもらってきたような台です。
当然面白いわけでもなく、誰も座っていません。
それでも、私はなぜかその台に座っていました。(理由は思い出せません)
そして謎に3000枚くらい出していました。
すると一人の男が私の隣に・・・。
んー、これまた恰幅のよい怪しげな男です。
このお店は基本知ってる顔しか見ないので、すぐに怪しいことは分かりました。
『どうや、この台面白いか?』
喋りかけられました(´゚д゚`)
最悪です。
こんな誰もいないお店で話しかけられるということは、暗い夜道で痴漢されるようなものです。
大きい声を上げなければ誰も気づいてくれません。
終わりました。
『いやー全然面白くないですねー。あまりに面白くないんでもうやめよかなと思ってます。』
最後の悪あがきです。
どっかよそに行ってもらうのと、いつやめても不審がられないようにと。
『そうかー。』
よし伝わったか?
・・・。
・・・。
ゴソゴソ?
・・・。
ん?
・・・。
隣に座りました。
はい終わりです(T_T)
・・・と思ったのですが、あろうことかその男はおとなしく打ってるではありませんか。
すいません。心からお詫び申し上げます。人は見た目で判断したらダメですね。
自分は見た目で判断したことを悔いました。
これからは一生見た目で判断することはないようにと誓いました。
暫くすると、その男の下皿は一杯になっていました。
ん?
隣で座っていたから分かります。
まだそんなに一杯になるほど当たっていないことが。
そして5.5枚交換のこの店で先に一杯メダルを借りることがないことも。
・・・なんだろうこの違和感は?
よし、確かめてみよう。
でもジロジロ見るのはあまりに危険です。
なので、ある作戦に出ます。
作戦はこうです。
①まず、台に対してまっすぐに座ります。(自分の台に集中しているアピールです)
②極限まで黒目を左下に引っ張ります。(隣の下皿が見えます)
よし、完全に成功です。全然気づかれてない。
すると男性はシャツの下に手を入れます。
腰のあたりです。
そして何かを取り出します。
そうです。メダルです。それしかありません。
そしてそのメダルを投入口に一気に入れます。
クレジットが満タンになると、ボタンをプッシュ。
清算です。
またメダルを取り出しては入れてプッシュ。
清算です。
これの繰り返しです。
完全に黒です。
真っ黒。
逃げなきゃって思いましたが、出来ませんでした。
なぜか?
好奇心です。
ドラマとかでもありますよね、そんなことしたらアカン、危ないよ、みたいな。
で結局酷い目に合う的な。
これは押さえることのできない感情なのです。
この頃からは、作戦①が少し守れてなかったかもしれません。
もう食い入るように覗いていました。
そして下皿のメダルを凝視することに成功しました。
やりました。
ふむふむ。
『else』か。(←適当です覚えてません)
どこじゃそれ?(笑)
しかもなんか安っぽい感じのメダルです。
っていうか、やりすぎて、清算して出てきたメダルが、持ち込んだメダルになってるやん。
もう意味ないやん。
この人気づいてないのか?
するとこの男はある行動に出ます。
電話です。
ぷるるる・・。
ぷるるる・・・。
『あっもしもし』
『オレオレ』
『あのー、頼みたいことがあるんやけど』
『メダルのことなんやけどなー』
『2万枚ほど用意してくれへんけー』
『おーそうやスロットのや』
『なんでもかまへん』
『どんなんでもえーよ』
『その代り1枚2円でなんとかしてくれやー』
『おー、頼むでー』
この直後男は一度外に出ました。
私はいよいよ危険を感じました。
わざわざいっぱい台がある中から自分の隣を選んだ理由、そしてその隣で堂々とゴトをする、さらにでっかい声で聞こえるようにメダルの注文の電話をする。
どれをとっても不自然だからです。
これ以上はない、ここが引き時ということでメダルを交換して帰ることにしました。
後日改めてこの店を訪れました。
○月○日ゴトを捕まえました。(この日です)
手口は、メダル精算機下のメダル補充用のメダルを盗むというもの。
この男メダルが足りなくてとんでもないところのメダルを盗んだみたいです(笑)
一連の行動は、たいした意味はなくただの○ホだったのかもしれませんね。
いかかでしたか、前回よりはマシでしたか?
次回がまたあるかも知れません。
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